アニメに本気になったっていいじゃない。

主にアニメの感想。その他。

「宇宙よりも遠い場所」7話の感想 笑えて、泣けて、最高ですね。



もう7話とは……。時が経つのが早い。

今回は、報瀬ちゃんが一歩踏み出せた回でした。

そして、大人組の南極に懸ける思いを大きく知れた回でもありました。

 

このアニメさぁ……毎回泣き所作らないといけない病気なの?なんなの?(褒め言葉)

ギャグを面白がっていたら後半で毎回痛い目を見る。なんやねん。

 

 

ここからネタバレあります。

 

 

まず最初の吟さんが記者達に囲まれているシーン。

これ、回想だったんですね…。

変顔をしているかなえさんと貴子さんも写ります。

 

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©YORIMOI PARTNERS

 

頰をびよ〜んってやっている人、貴子さんだと一瞬気付きませんでした。

そしてその後、記者は誰もおらず、吟さんが1人で荷物が船に運ばれていくの見ながら佇んでいるシーンが流れます。

このときの吟さんの表情がなんとも言えない。

そんな吟さんを見つけて、かなえさんはまた回想のような変顔をします。

貴子さんだけが、いない…。

 

 

そこからOPあけて女子高生組のギャグのターン。

みんなでリポート映像を撮っています。

「キャッチー゛でウ゛ィットでセンセーショナ゛ルな゛リポートでみ゛なさんを゛南極までごあ゛んな゛〜い゛」

報瀬さん、めちゃくちゃ濁点混じってます…。

しかしここで笑っていたのに、まさかこのセリフで泣かされることになるとは…。

 

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©YORIMOI PARTNERS

 

 

楽しくやっていたのも束の間、なにやら不穏な雰囲気。

人手が少なかったり物資が少なかったり。

本当に南極に行けるのか不安になってくる女子高生組。

ところで、結月ちゃんが人一倍そういう空気に敏感なのは芸能界にいるからでしょうか。

周りの空気をすぐ察知出来る分、友達関係にあれだけ悩んでいたのかな…。

 

 

まぁそんな疑問にかなえさんが、

コストカットは民間ゆえに仕方ない。

南極に行かないってことはありえない。

なによりここの隊員は人一倍、南極に行きたいという気持ちを持っている。

南極は厳しいことがたくさんある。

てな感じで答えてくれます。

そんなかなえさんに、キマリはどうして行くんですか、と問います。

「強いて言うなら今回は空を見に行くためかな。」

というかなえさん。空ですか…。

(ちなみに南極は日焼けで火傷するそうです…すごい)

 

 

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それでも納得できないキマリ達。

結月ちゃんはめっちゃ心配性w

隠し事にたいしての執念がすごい。

情報収集を始めるんですけど、その格好が…w

隊員の後をつけながら、なにかの計画があるということを耳にします。

しかしこのアニメ、主人公格もそうですけど脇を固める声優さんが豪華過ぎませんかね…。

 

その後、貴子さんの残していたものを発見。

ベッドの天井に点々と塗られていた蓄光塗料

電気を消すと星みたいで綺麗ですね。

報瀬はそれを眺めながら想いを巡らせます。

 

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そして吟さんから、天文台を作る計画が貴子さんのいた時代からあったと聞かされます。

何年かかっても南極で星を見たいんだそうです。

だから空だったんですね。

貴子さんの思いを繋いでいこうとしてるんですね…。

回想の貴子さんの性格が少しキマリに似ていました。

キマリ達も熱いけど、大人達も熱いんだなぁ。

 

そして全然気にしてなかったけど、給料が出るわけじゃないんですよね…。

南極から帰ったあと、生活にあてのない人もいるって…。

めちゃくちゃ南極に懸けてるじゃないですか!

3年前の仲間が今も仲間ってどれだけすごいことか。

それだけ南極に残してきたものとか、思いがあるんですね。

正直、大人サイドのことが今までよくわからなかった。

でも、めちゃくちゃ夢追ってたんですね。

報瀬と同じくらい、いやそれ以上に南極に対する強い思いがあったんだ…。

1回目じゃなく2回目の南極に足を踏み入れようとしている大人組。

過去のことを受けて未来に繋げようとする覚悟を感じました。

 

 

 

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なんかさらっと、キマリと報瀬が話していた場所で吟さんと貴子さんが話してたのは、おいおいおいおいってなった。

演出よすぎ。

 

 

 

その後は出陣式?みたいな感じに。

ここでかなえさんがマイナスなことばっかり言うのは笑った。

そしてキマリ達の紹介に移ります。

ふっと真面目になるかなえさん。

 

「3年前、あの時約束したように、あの時のメンバーは全員帰ってきました。

そして、新たなメンバーを加え、ここにいる全員で、このメンバーで、あの基地に、南極に向かいます。」

 

 

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いや泣くわ。

地味に隊員の人達が下を向いてるのも…

貴子さんのこと考えちゃうし、貴子さんの娘が目の前にいるしでもうな…

そっから自己紹介が始まります。

報瀬は最後です。

ここで言葉に詰まる報瀬。ああ…ああ…

そんな報瀬の背中を押す日向ちゃん。ありがとう(どこから目線

隊員さん達の眼差しがなんか既に泣ける。

ここで吹っ切れる報瀬。

 

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「キャッチーでウィットで、センセーショナルなリポートをしにこの船に乗り込みました!

母が言ってた南極の宝箱を、この手で開けたいと思っています!皆さん、一緒に、南極に行きましょう!!!!」

 

うぉぉぉおぉおおおおおお

あの最初のギャグがこんなところで使われるなんてこっちは思ってないんだよ…!

最高じゃねぇか。

この数分に全てが詰まってたっていうか、この船の隊員達と、初めて報瀬が、過去とか現在とか関係なく繋がりあえたというか、そういうものを感じたんですよ…!!

吟さんが笑ってるのもグッときます。

あと挿入歌良すぎな。 だいすき。

 

 

 

考えれば考えるほど深みが出てくる回でした。

個人的には大人達と高校生達で懸けているものが違うということが印象的でした。

乗っている船は同じでも、目的は違う。

でも目指す場所は変わらない。

仲間に大人も子供も関係ないんだなって。

なんかいいなって思いました。

最後の波がなんか怖いですね。

次の話が早く見たい。